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スポーツが与えてくれる力

17歳・小田凱人、4大大会初優勝へ「ビッグな選手になっていきたい」全仏OP車いすの部6日開幕
スポーツ報知
 
いよいよ決勝と言うことで注目されています
 
テニスの全仏オープン
先日も京都出身の加藤未唯選手が混合ダブルス優勝ということもありましたし
その前に同選手の女子ダブルスでの前代未聞のジャッジによって失格という話題もありましたが
それはそれとして
 
昨今の日本人選手の活躍の報道には
毎度、勇気づけられたり元気にさせてくれます
 
昨年のサッカーワールドカップにせよ、ドイツ、スペインという強豪相手に逆転勝利もあり大変盛り上がり
そこから今年入ってからの野球、WBCも劇的勝利もありの最後までギリギリの戦いを制して優勝
現在もそこで活躍した選手がメジャーリーグでも大活躍していて毎日のように賑わせてくれています
 
それでも
 
よってこない人大丈夫か?w
 
なんて思ったりしますが、本当にもったいないなぁと。
 
それでも興味ない人っていうのはいらっしゃるようで
逆にすごいな・・・と。鉄の精神かなにかかと
 
人の知覚というのは、一度知ったものを、知らなかったことにはできない
当たり前ですけど便利なようで難儀なことでもあったりします
 
スポーツの持つ面白さ、言うなればエンターテイメントとしての価値
それだけ見ても他の何物にもかえがたい素晴らしいものだと思います
 
それだけに、その価値を知ってしまえば、もう知らなかった頃に戻ることはできない
 
そういう意味では、未だスポーツに興味を持たない人というのも羨ましい気もします
 
これからそれを知ることが出来るわけですから
 
 
それでも、それ以上にスポーツは早くから接してその観かたや接し方
どこに感動するポイントがあるのかわかってくれば、なお楽しめて
知れば知るほど奥深くて意義深いものになっていきます
 
そういう意味では、個人的にはすごく運動音痴で
特に成人するまでの間でいうと
スポーツというものは正直どこか避けて生きてきた部分があるなかで
 
あるきっかけから積極的にスポーツを観戦したり、また自らいろんなスポーツにチャレンジする
そういう事ができたことは人生を充実させるうえでとても良かったと思っています
 
 
スポーツに興味のない方のネット上での書き込みなど理屈を言えば
「他人のこと応援してなにが楽しい?自分のことやれ」
みたいな訳のわからんことを言うてくるわけですよ。
 
他人のことなんですけど、その人達の人生のストーリーが味わい深いものだと
私なんかは思うんですね。
 
スポーツの奥深さって、選手やチーム、またそれらの関係性を知れば知るほど
その試合に込められた意味もなにもかも違って見えてくる
 
そうして感情移入すればするほどに、まるで自分のことのように
喜べたり、悲しんだりできる
 
まずもって、そのもちろん知り合いでもなんでも無いですよ
 
おっしゃるように
 
それでもどうしてか、感情移入していくわけですよ
いろんなストーリーを知れば知るほど
 
自分の国、日本を背負って戦う代表
 
地元京都を代表して戦うクラブチーム
 
いうなれば、もうそれだけで応援する理由なんて十分じゃないですか
 
彼らが代表して戦う・・・そう思うように、こちらも思う・・・そう言ってくれる選手を応援したいと
 
ただそれだけです
 
自分の経験やいろんなもの重ねられるような事柄があればあるほど
そこに感情移入できる
 
映画や小説のようなフィクションですら(ですらっていうのも失礼な話かもしれませんが)
主人公や登場人物に感情移入して、人は感動できるわけですよ
 
それを、リアルな実在する人物で
且つ、これからどうなるかわからない
リアルタイムに観ることも出来る試合を経て結果が出る
その過程を体験できるとあれば
 
これ以上の芸術がありますか?
 
と、私は思うわけです。
 
他人のことなんて・・・なんていい出したら、そもそも人間のやることになんて
ほとんど意味なんて無いわけです
 
所詮は自分たちが生きるためにただ生きて、
それこそ環境も破壊して好き勝手に生きているだけです
究極的に言えばこんな環境破壊生物いない方が良いとすら
地球や環境の側からすればそんな存在かもしれません
 
そんな諸行無常を言い出したらですよ
生きることすらままならない
 
いうなれば、その無駄とも思える人生を
いかに有意義にするか
 
人間それしか無いでしょう
 
この人間が存在する根源的な話をすれば
 
他人を応援することが無駄な訳がない
 
有意義な人生に興味がない人間など本来いないわけですから
 
 
それに、その他人の功績、実績、栄光に憧れを持つ人間がいる
 
この冒頭の小田選手もまた、
国枝慎吾元選手という圧倒的なまでの車椅子テニスのレジェンドに憧れた人
 
小田選手は、幼い頃サッカー選手を夢見ていた普通の少年だったのですが、
骨肉腫によってその夢は絶たれました
 
闘病生活は壮絶な痛みとの戦い
さらには脚が以前のように動かずサッカーを諦めて生きていくという絶望の中
 
それでも生きる希望、なりたい自分を描ける対象として国枝選手がいてくれた
 
そしていま、車いすテニス世界ランク2位というところまで来ていると
 
こうなると、すくなくとも小田選手にとって国枝慎吾さんっていうのは
他人の話でもなんでも無い
小田選手の人生を変えたスポーツが車椅子テニスであり、
人生を変えたスポーツ選手が国枝慎吾選手だったのですから
 
あらためて、こうした話には胸打たれます
 
もちろんこういう話は決して珍しい話ではないです
 
サッカー選手だってほとんどが誰かに憧れてはじめただろうし
野球選手だって、今や毎日報道が追いかける大谷翔平選手も
イチロー選手の前ではほんとにただの野球少年のようでしたからね
まぁ今でも変わらずただの野球少年にも見えるのが彼の魅力ですが
 
どこのだれとも知らない少年、少女たちが夢見てくれる存在
 
また、その少年少女たちにとって
雲の上のテレビの中だけの存在かもしれない
 
だけど、いつかそこに行けるかもしれないという
ある意味無邪気な純粋な大いなる勘違い
 
でもそのきっかけが
 
それが勘違いじゃないリアルなものにするために
どれだけの努力もやってのける力になるんですよね
 
その原動力ってすごいわけですよ
 
というか、それこそが人が生きる意義じゃないんですかね
 
結果的には、だれもがそうなれるわけじゃないですよ
挫折を味わい打ちひしがれて
大谷翔平のようになれる人間なんてもうごくごくごくごく奇跡的な話ですよ
実際歴史上いないって言われてるわけですしね
 
圧倒的大多数の、そうした夢破れた人たちもまた
その経験を活かしたり、何らかの形でまた新たな希望を持って生きていくわけですが
 
そんな生きる希望や、意義を与えてくれる物事のなかでも
時代が変わっても普遍的に人々にそれを与えつづけている
 
スポーツ
 
そして、それを応援することが
 
くだらないわけないじゃない?
 
 
もちろん、みんながみんなスポーツの素晴らしさに気がつくべきだ
 
とか、
 
スポーツに興味ないやつって、どうなの?
 
なんて言うつもりはない。まぁ言ってきたことは・・・そりゃあるけれどもw
 
 
自分だって最初からそうだったわけでもないので、それはそれこそいろんな人生があるでしょう
 
 
しかしもし、これに気が付かず、知ることないまま人生を終えていたらとおもうと
 
 
それはさすがにもったいないぞ!と、思わずにはいられない
 
 
無邪気に、それをみて、そうなりたいとまで思わなくても
 
少なくともそう思わせるだけの
 
人生かけてやりたい、なりたいと思わせるだけの
 
 
人を動かす圧倒的なまでのすごい力がそこにはあると確信しています
 
だからこそ、そこに人は感動するんじゃないでしょうか
 
 
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この記事を書いた人

西木 幸一

1983年生まれ 「まちのでんきや」の息子として小さい頃から手伝いをするなどその頃からご存知のお客様とも長らくお付き合い頂いています。そんな「まちのでんきや」の魅力や強み、でんきやならでは小ネタなど情報と、2023年から本格的に始めたゴルフの話や地元京都サンガF.C.応援したりといった趣味の情報も発信していきたいと思います。(有)ニシキ家電 取締役社長

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