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台風や災害時の停電で復旧させる方法、原因を調べる手順

 

台風の季節、災害の備えに役立つ情報

 
次から次にやってくる台風
先週も全国各地で台風の影響、線状降水帯の影響などで
とてつもない大雨が降りましたが
台風災害はまだまだこれからやってきます
 
ということで、台風の際にも発生しがちな停電
でんきのことなら「まちのでんきや」
ということで京都で創業40年の「まちのでんきや」視点で
台風災害時に役立つ情報お届けしたいと思います
 
 

台風で発生する雨、風、土砂災害、そして雷

 
台風というと、直接的には風が一番恐ろしい印象が個人的にはあります
キツイときは家ごと揺れますし、2018年の台風21号だったかと思いますが
あのときは、近所の波板という波板は全部吹き飛び、
はてはベランダごと吹っ飛んだというお客様もおられました
 
当店は土地柄比較的高い場所にありますので
雨そのものでどうこうという感覚はないのですが
比較的近隣では嵐山の河川氾濫、浸水なども記憶に新しいところです
 
あとは雷ですね・・・これはもう、実際バンバンなってるときは
大の大人でも身をすくめますね
これも京都市って建物の高さ規制もあって高い建物が少ないので、
ほんとどこに落ちるかわかんないんですよね
結構、近所の電柱とかに落ちたりして恐ろしいです
雷はどこに落ちるかわからないというのが最も怖いですね
 
雨も風もある程度予測が立ちますけれど
雷は究極お祈りするしかない・・・という点の怖さが印象的です
 
 
 

災害時に特に困るのが停電

 
 
電気、ガス、水道と、生活に欠かせないインフラ数あれど
「まちのでんきや」だから言いますけれども
やっぱり今の御時世では電気が停まるのが一番困りませんか?
 
もちろん水がないと生きられない
ガスがないとお湯が沸かない
ってなことはありますけれど
 
ガスの給湯器も、電気がないと基本動きませんからね
電池による点火させる瞬間湯沸かし器とかは別ですが
いまやその手の湯沸かし器もなかなか見かけなくなってきました
電気があればポットで沸かすこともできます
 
また、水道も大規模な停電が発生すると断水につながります
水道だって電動ポンプで水を送り出してますからね
 
もちろん、上水場が停電でどうにかなるレベルというとよっぽどのことではありますが
意外なところでは宅内で井戸水をポンプで引き上げていたり、
集合住宅でもポンプで一旦貯水槽へ引き上げていたりする場合も
停電によって水が停まる可能性があります
とりあえずの飲水ならペットボトルなど非常用に買っておく事もできます
 
いまや、あらゆるシステムが電気ありきなんですよね
 
それでは停電が起こったときどうすればよいか?
 
まずはしっかり安全を確保したうえで
停電の原因を調べなければいけません
 

停電したときのために準備しておく3つのこと

 
そのためには日頃から最低限、
 

1.懐中電灯など非常時に使える灯りの準備

2.分電盤の位置だけはしっかり把握する

3.踏み台などを分電盤の近くにおいておく

 
以上の3つを準備しておいてください
 
いざというときに真っ暗な中
分電盤の位置がわからない
踏み台がすぐにない
というのでは、ますます慌てることになりますからね
 
あとは、このページをブックマークしておくことですかねw
 
 

停電の原因を調べる前に気をつけるべきこと

 
 
停電の原因を調べるための手順に入る前に
停電した場合まずは高熱を発する
家電の電源スイッチが入りっぱなしになっていないかは確認してください
 
地震の際にも、停電復旧後に火災が発生した例があり
電気ストーブやアイロン、ドライヤーといったものが
停電復旧とともに知らないうちに動き出してそのまま火事になる
という事があったようですので、この事故を発生させないために
まずは慌てず身の回りの家電のスイッチを確認してください
停電中は当然動いてませんので、スイッチ切れていると誤認してしまいがちです
 
また、小さなお子さんやお年寄りの方がいらっしゃる場合は
そうしたまずは守るべき身近な人達の安全確認と的確な指示
停電しているのであれば、周囲が確認できない状態で
ワレモノなど落としたりして怪我をしたりしないよう不用意に動かないことも重要です
 
準備をしていた灯りをともして安全確認を第一に行ってください
スマホ、携帯電話のライトも活用できるかと思います
 
 
 

停電したら原因を調べるための順序

 
 
ある程度安全が確保されたら、停電の調査をしましょう
 
自信がなければある程度停電復旧を待つことも考えてください
分電盤とか触るのも怖いし不安だと感じられるなら
余計なことをしないのも一つの手ではあります
 
しかしながら夏場などでエアコンが効かない
冷蔵庫の中身が大変なことになる
と思うと、分電盤の操作で復旧するのであればそれに越したことはないですからね
日頃から分電盤の操作には慣れておくぐらいがちょうどいいです
安全のための装置でもあるので、あまりにも古い分電盤とか
よっぽどおかしなことしない限りは危険なことはありません
 
 
以前ナインティナインの岡村がドライバーを分電盤に突っ込んで
あの世にいきかけたみたいな話をしていましたが、これは冗談ではなく
そういう馬鹿げた行為はやめてくださいね
そんなことしても直りませんよ
 
それでは、停電時の手順ですが・・・すでに長いのでほかに頼りますと
 
中国電力さんがまとめてらっしゃいました
 
わかりやすいのかにくいのか・・・ということで
 
こちらでざっと手順書いていきます、
分電盤のところまで来た前提で言いますと
 

1.分電盤の確認

 蓋(フタ)がある場合は蓋をまず開けて、どのブレーカーがONかOFFかを確認する
 操作する前に写真を取っておけば間違いないですね
 
 すべてのブレーカーがONならば地域で停電が発生している可能性が高いですのでその場合は操作不要です
 復旧を待つなり、外に出てご近所も停電になっているかどうか確認してください
 ご自身のお家だけが停電しているようであれば電気屋さんにお問い合わせください
 

2.分電盤の操作

 主幹のブレーカーがOFFになっている場合は、一旦すべての分岐ブレーカーをOFFにして
 
 手順A 主幹ブレーカーをしっかりOFFにしてから、ON
 手順B その後1個ずつ分岐ブレーカーをONにしていってください
 
 この際に、いずれかの分岐ブレーカーをONにしたときに主幹ブレーカーがOFFになる場合は
 主幹ブレーカーが自動的にOFFになった瞬間にONにした分岐ブレーカーのみOFFにしたまま
 手順A、Bの順で復旧させてください。↑で「OFFにしたまま」にすべき分岐ブレーカーはONにしちゃだめですよ
 
 主幹ブレーカーがONのままで分岐ブレーカーがOFFになっている場合で、とりあえずその分岐ブレーカーをONにしてみて、すぐにOFFになるようであれば電気屋さんに相談
 
 手順Aで「主幹ブレーカーをしっかりOFFにしてから」というのは
 漏電によって遮断機能が働いた場合は、操作レバーがONとOFFの中間みたいな状態になっています
 この場合、一旦しっかりOFFの状態にしない限りONにすることができません
 このあたり事前に確認して知らない方には、どっちの状態かは判断できないかと思いますので
 とにかく一旦しっかりOFFの状態にする必要があると思っておいてください
 
 実際は漏電ではなく、普通にOFFになってる場合はそれよりレバーが下がりませんので
 まちがってもこれ以上動かない!といって力ずくでレバーをへし折ることのないようにだけお願いします
 

3.停電情報の確認

 分電盤の操作をしてどうにもならない場合は下記サイトから停電情報を得てください
 分電盤の操作をする前でも構いません
 
 
関西電力管内に限ります
ほか地域の方はそれぞれ地元の電力会社のサイトからご確認ください
 
関西電力停電情報
 
関西停電情報アプリのご紹介
 
 
 
停電が地域的に発生しているものでなく
ご自宅のみで発生している場合は分電盤の操作で戻る場合もありますし
そうでない場合もあり・・・
これで戻らなかった場合は
日頃お世話になっている電気屋さんまでお問い合わせください
 
 

日頃から近くの電気屋さんにお世話になってない場合は・・・

 
最近は電力会社も調査してくれる場合もあります
電力会社というよりは送電会社でしょうかね
 
あとは、もし工務店さんとのお付き合いがあれば工務店さんに相談するのも一つですし
電気屋さんをご存じの方を探していただくか、お近くの電気屋さんを検索していただくか・・・ということになります
 
そもそも賃貸の物件なのであれば、大家さんか管理会社にお問い合わせください
 
いずれにせよ、持ち家、賃貸でない方は電気屋さんぐらいは
いつでも相談できるあてはあったほうが良いと思います
 
また、漏電の場合・・・
これもよく聞かれるんですが、これはもうあらゆる原因が考えられますので
それまで話し出しますと何ページあっても足りないw
 
いずれ簡単にまとめてお話させていただきたいと思います
 
 
 

この記事を書いた人

西木 幸一

1983年生まれ 「まちのでんきや」の息子として小さい頃から手伝いをするなどその頃からご存知のお客様とも長らくお付き合い頂いています。そんな「まちのでんきや」の魅力や強み、でんきやならでは小ネタなど情報と、2023年から本格的に始めたゴルフの話や地元京都サンガF.C.応援したりといった趣味の情報も発信していきたいと思います。(有)ニシキ家電 取締役社長

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