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AppleのAR/VRデバイス参入「Apple Vision Pro」で需要が高まるビジネスとは

 
AppleのAR/VRデバイス「Apple Vision Pro」が発表されました
 
それ以前からVRデバイスというのはかなりの完成度には達しているものの
世間的にはまだまだこれから
 
という印象ではないでしょうか
 
ただこれまでもAppleの参入とともにあらゆる業界が影響を受けてきた事実は無視できず
特にApple社を現在の地位に押し上げたもの・・・というと
iPod、そこからのiPhoneにほかならないでしょう
 
iPhoneがもともとiPodの成功があったことはその歴史を実体験してきた者とすれば明確で
単なる音楽再生装置、いうなればウォークマンみたいなもの
というふうに思われてきたものから
 
一気に誰もが所有するスマートフォンを一般化させたiPhoneへと昇華する様は
これを一つ見逃したり、読み間違えるとあらゆるビジネスで遅れを取ることになります
 

iPod,iPhone登場の影響事例

 
特に影響を受けたものとしては
まずはiPodのそもそもの機能にかかわる音楽業界ですよね
 
それまでレコード、CDと何らかの記録媒体を介して販売されていた音楽が
いまや配信が当たり前になりました
 
このケースは装置が先に普及して
その結果、その前提を元に
音楽配信のプラットフォームが後に発展してきた形になります
 
音楽配信が新たなサービスであるとともに、
これまでのCDの売上というものがビジネスの大きな柱であった
音楽業界そのものに多いな影響と変化をもたらしました
 
もちろんあわせてyoutubeのような動画配信の存在も相まってのことではありますが
 
iPhone販売後は携帯電話メーカーが、特に日本の携帯電話メーカーなどは一気に淘汰が進み
先日も、元々富士通と東芝の携帯事業が合併したメーカーであるFCNTが経営破綻
京セラも個人向け携帯事業撤退と立て続けに報道されましたが
今や日本の携帯電話事業というのは見る影もありません
 
このあたりは国も含めて全くの無策なまま、しまいには日本の国自らバカな政策でとどめを刺したということで
愚かな政治も含めてこうした技術の進歩についていけない連中にも足を引っ張られ
ビジネスがおかしなことになってしまうという点では学ばなければなりません
 
いずれにせよ、端的にこうしたデバイスそのものが
直接的なライバル的な製造業を駆逐していくということに限らず
 
前者のような関連する業界の構造を変えて行ってしまうという影響
他のプラットフォームやコンテンツなど複雑に絡んで世間の常識やトレンド
ビジネスの形すらかえていくというのがこれまでの歴史から明らかです
 
 

「Apple Vision Pro」はこれまでのVRデバイスとは違う

 
これまでのVRデバイスと違い、
半透過であることもあり現実に利用するデバイスとしてかなりリアルなものになります
 
これがどの程度成功するかというのはもちろん現時点では未知数ですが
Apple信者の方や、新しい物好きな方を中心にある程度の拡がりは最低限予想できるかと思います
 
現時点では、iPhoneや現在のスマホのように、だれもが持っていて当たり前というレベルまで行くかどうかはわかりませんが
いずれにせよ、AR以上にやはりVRの利用のキッカケ、
入り口としての意味合いが大きくなるのではないか?
ということを一つの視点として考えていきたいと思います
 
 

ARとしての利用、普及は限定的か一過性のもの?

 
その理由は
ARの製品としては、あの状態で普段生活したり仕事をするのか・・・?
という点での疑問や抵抗感は否めません
 
もちろん、スマホだって最初の頃は「そんなデカい携帯ありえない!」なんて言われたものです
私はiPhone登場以前からスマートフォンの先駆け的な端末であるW-ZERO3も使っていましたし
世代的にも携帯からスマホへ・・・といった時代背景はよくよく覚えています
 
いまとなっては、そんな「デカい携帯」が当たり前になっていて
むしろたまに見かけるガラケーを見て、まだ使ってる人いるんだ・・・という感じになっていますよね
 
こうした一見したら現実には利用できそうにないデバイスでも
普及してしまえばそれが当たり前になりますから
そうした懸念というのは思うほどはなくなっていくものだというのがこれまでの流れではあるかと思います
 
いずれにせよ、ARをメインに考えて利用を始めても
そこを突き詰めていくと、VRとしての利用でいいじゃないか
ということになって、ヴァーチャルの比率が上がっていった結果として
VRとしての環境がますます結果的には普及してくるのではないかと私は想定します
 
VR環境であれば、そもそも現実世界での見た目に意味はありませんので
AR利用における見た目やビジネス利用における抵抗感といった
問題点はVR利用では考慮されたりするものではありません
 
 

ARにしか興味ない人さえ取り込むVRの入り口としての価値

 
VRには興味無いけどARとして使ってみたいというひとも
結局はVRデバイスとして使える以上、試すことはされるでしょう
VRデバイスとして興味がなかったような層
とくにゲームや仮想空間に対して抵抗があったり偏見があるような人を
VRの世界に引きずり込む入り口となりかねない・・・
という意味でこの製品は大きな可能性があると感じています
 
だれしも、体験も利用もせず否定的な立場を取る
いわゆる食わず嫌いというのもありますし
なによりゲームにハマってしまう人たちに対する抵抗感
また現実でのネガティブな影響(時間が取られたりすること)から、
そこに近づいてはいけないという人はある程度いるのですが
望むと望まざるとに関わらずこうした入り口が提供されればどうなるでしょうか?
 
私が子どもの頃と比べると、ゲームや漫画、アニメといったコンテンツは
もう明らかにポジションが変わっています
 
どれだけ悪影響があろうと、バカにしようと
これらのコンテンツが持つ魅力にはもはや人類はあらがえないという所まで来ていると思います
 
VR環境がメインとなる時代が来ると断言することは難しいですが
あながちありえないと言えるような段階でもないのではないでしょうか?
 
 

VR環境が普及する過程で必要なもの

 
私が考えるそのようなVR環境普及の過程で必要とされそうな設備、施設
 
そういうものを考えていくと、必要とされるのは
 
安全且つ防音が効いた個室
 
と考えています
 
ARであれば周囲が見えますが、VRの決定的問題は周囲の視野がなくなることですよね
一時CMでVRのゲームをプレイしてる場面が流されたりしましたが
 
これを普通の部屋でやるにはあまりにも危険です
 
視野がなくならないSwitchのスポーツ系ゲームでもコントローラをうっかり放り投げて
危ないことになります
なんてことも注意喚起されるぐらいですから
それを目隠し同然の状態でやるとなると、それはかなりの勇気が必要です
 
勇気というか無謀も同然でしょう
 
ですので、本来VR環境を存分に楽しむためには
十分に安全な個室が必須になります
 
ところが、そのような環境は私が知る限りは現在、存在しません
 
もっとも近しい環境といえそうなもの・・・それは個室形式のインドアゴルフ施設ではないでしょうか?
 
 
インドアゴルフの設備は、ボールがどこに飛んでいってもいいように防音とクッションを敷き詰めています
 
 
もちろんこれら両方を考慮した
ハイブリッドな運営をするならばそれに合わせた仕様が必要なるとはおもいます
そのあたりも個人的には考えがありますが・・・
 
にわかに盛り上がっているインドアゴルフの設備だけでなく
今後盛り上がるであろうVR環境にも適応した施設
 
そういうものを提供すればビジネスとして面白いのではないか?
ということを考えています
 
これは、ゴルフのブームが今後どうなっていくか?
といったこと如何にも左右されにくい
より多様な顧客獲得が出来るのではないでしょうか?
 
また、そうした施設や空間というのは一定の需要があり
すでに住宅関係でそれらを取り入れて売りにしている事業者も見受けられます・・・が
テスト段階であったり、集合住宅のレクリエーション室的な運用などで
まだまだこれから広がりをみせるコンセプトであると思っています
 
いずれにせよこうした施設を設営するには建築やリフォームの知識、技術が必要になります
 
そのような事業を展開考えている方や
その事業を新たにつくっていきたい方いらっしゃいましたら
 
ぜひお問い合わせください
 
 
こうした事業を成功させる上でも、設備投資していく上でも大事なことは
 
住宅リフォームから、家電を中心にあらゆるデジタルデバイスにも精通している事業者と組むのが
こうした事業展開する上で失敗しないコツではないでしょうか?
 
 
 

この記事を書いた人

西木 幸一

1983年生まれ 「まちのでんきや」の息子として小さい頃から手伝いをするなどその頃からご存知のお客様とも長らくお付き合い頂いています。そんな「まちのでんきや」の魅力や強み、でんきやならでは小ネタなど情報と、2023年から本格的に始めたゴルフの話や地元京都サンガF.C.応援したりといった趣味の情報も発信していきたいと思います。(有)ニシキ家電 取締役社長

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