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セカンドアプローチがスコアに直結する理由 2023年7月21日

セカンドアプローチ
 
以前の記事で定義させていただいた
アプローチショットの中でも、最初のアプローチをこぼした後のアプローチショット
 
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ゴルフ用語の定義・・・「アプローチ」の細分化のため新用語を決める
 
これが特に100切りぐらいのところで非常に重要になってくるショットだと個人的には思っているわけですが
 
そんな事言われなくても世間的にはアプローチやショートゲームがゴルフにおいて重要であることは周知の事実ですよね
 
では何故アプローチが重要であるか?
 
更に突っ込んで、アプローチの中でもセカンドアプローチが重要であるか?
 
あるいは、セカンドアプローチが得意になれば起こるメンタル的な変化や、
マネジメントの仕方といったところにまで影響することを語っていきたいと思います
 
 

そもそも誰しも嫌な経験をしているセカンドアプローチ

 
特に初心者の頃といえばあらゆるポイントでミスをしますが
せっかくティーショット、セカンドショットとそれなりにうまく行ってグリーン周りまで来たというのに
トップしたりシャンクしたりしてグリーン周りを行ったり来たり
ようやくグリーンにのせたとおもえばカップの反対側で
パットをミスして傾斜転がってまたアプローチからやり直し
 
グリーン周りを行ったり来たり
これを嫌がって縮こまって固くなってまたショットをミスする
または今度はショート、ショートの連続
 
こういうフルセットでやらかしたときを思えば、
いくら2打でグリーン周りまで来ても、台無し
 
パー3なのに上がってみれば9打の10打の・・・なんで?
って経験、恥ずかしながら少なくとも私は何度もしています
 
短い距離のアプローチさえ一発で決めれば
そういうことは起こらないわけです
 
ちょっとずれたらOBのティーショットや長い距離のショットに比べて
難しいはずがない短い距離のアプローチ
セカンドアプローチが得意になれば必ずスコアは改善します
 
 

セカンドアプローチが得意になればスコアが改善する理由

 

パーオンしなくてもパーが取れる

 
ごくごく単純にこれですよね
100切りというレベルであればパーオンせず
ボギーオンから2パットでボギーでも十分なわけです・・・そもそもが
それでも寄せワンが決められるのであればあわよくばパーが取れる
で、これが出来る自信がついてくるとその先もみえてくる
セカンドアプローチに自信があればパーオンできなくてもパーが取れる
あるいはパー5でも2オンしなくてもバーディが取れる
どこまで行ってもパーオン失敗からの寄せワンのチャレンジ経験は活きてくることになります
これは、ロングパットを決めることよりも場合によっては容易い
 
 

パーオンさせなければならないというプレッシャーや選択肢から開放される

 
もしもセカンドアプローチから寄せワンも自信があるとしたら
ファーストアプローチから違ってくる
グリーンに載せるために無理をして距離を出さなくてもいい
花道でも良い
これを考えられるようになるだけでも
そもそもマネジメントから違うし
ミスを恐れて固くなったりもしなくなる
無理な番手選択からクラブセッティングまで割り切って考えられるようになるかもしれない
あるいは多少難しくてもロングアイアンをいれてチャンレンジ出来る状況を見いだせたりすることもある
 

・マネジメントへの影響

・クラブセッティングへの影響

・弾道のイメージの影響

 
これらの影響を考えれば時と場合によってはパーオンしなくてもいいという考えは
非常に大きな影響を与える
特に、セカンドアプローチをどこから狙ったら寄せワンが出来るか?ということまで考えるようになる
そうするとトップ気味で球があがらない場合でも良いような
番手選択、スイングのイメージができてくる
状況によって絶対駄目な状況から考えてそうなるためのクラブ選択やマネジメントにつながる
ガードバンカーには絶対ハメてはいけないのか、ハメても良いのか
ハメてはいけないバンカーならどこを狙って打っていくのか・・・
ピンを外して、グリーンを外しても花道ならオッケーという狙い目や
つかまるクラブ、つかまらないクラブならどっちがいいのか
オーバーは良いのか、ショートの方が良いのか
この辺のジャッジがどんどん明確になっていく
 
もちろんグリーンにのせられるならのせたほうが良い
けど、多少なりとミスなり思い通りにならなかった場合でも大事故にならないマネジメント
それを明確にするために、パーオンしなくても良いというと考えられただけで
可能性が広がり、結果もっとも確実なパーオン
もしくはパーオンをしくじっても寄せワンが狙える
そうしたベストの選択、マネジメントをすることがどれだけスコアに影響するか
 
一回の大事故をリカバリーするのに一体何ホール必要か?
またそれを取り返すためにまた別のホールで無理なチャレンジをして・・・さらなる失敗を招く
泥沼から泥沼へ
 
ラフからラフへ、バンカーからバンカーへ
なんてこともよくありますが
 
1ホールでのミスからミスが発生することもあるように、
他のホールで取り戻そうとするのもまた同じで
そうした事をなくす効果も考えれば
 
一つのちいさなミスをかんたんでリスクの少ないチャレンジで取り返せる
それがセカンドアプローチ
 
更に大きく見ればティーショットを難しいラフやフェアウェイバンカーにハメたときでも
無理をしなくても良いと考えられる
 
パーオンしなくても良いと考えるだけで
 
セカンドアプローチが得意になるだけで
 
そうするとまたティーショットも気楽になってくる
 
OBさえしなければラフでも良いってなってきますからね
なにがなんでもフェアウェイキープしないと困る・・・なんて考えても出来るものではないですから
 
上級者になってアンダーパーまで狙うようになればボギーでも良いという訳にはいかないかもしれないですが
たとえそれでも、状況によってはボギーで良いと切り替えることも大事になってくるでしょうし
ボギーでも良いというマネジメントでパーが取れるなら
あるいは、それでリラックスできて思い通りのショットが打てるのであれば
こういう考え方もある・・・という選択肢を用意しておくことは
長い目で見ても有効ではないでしょうか?
 
そのためにも、
それを担保するためにもセカンドアプローチの精度や
それに対する自信がなければいけないということも言えますし
 
逆に言えば、短い距離のアプローチの自信ができれば
こうした考え方や選択肢すら獲得できる
という言い方もできる
 
故に、セカンドアプローチを極める、上手くなることほど
スコアに影響することはないと言っても過言ではないかもしれません
 
 
次回以降にアプローチに関連して下記のテーマも取り上げていきたいと思っています
 
・アプローチがトラウマになってきたら一度冷静になって考えるべき3つのこと
 
・ショートゲーム上達の要 セカンドアプローチ、ショートアプローチを成功させる4つの秘訣

この記事を書いた人

西木 幸一

1983年生まれ 「まちのでんきや」の息子として小さい頃から手伝いをするなどその頃からご存知のお客様とも長らくお付き合い頂いています。そんな「まちのでんきや」の魅力や強み、でんきやならでは小ネタなど情報と、2023年から本格的に始めたゴルフの話や地元京都サンガF.C.応援したりといった趣味の情報も発信していきたいと思います。(有)ニシキ家電 取締役社長

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