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ツッコミどころ満載の新商品 衣類用洗剤編

アタックZEROパーフェクトスティック新発売!
 
そこで報道陣に先に突っ込まれていましたが
 
『粉洗剤への回帰ということでよろしいか?」
 
どこの鋭い記者かしらんが、よくもまぁそういう痛いところを
スポンサーにもなり得る可能性のある企業に突っ込んだものです
 
私はそんなスポンサー云々というしがらみは一切ございませんので
過去の衣類用洗剤メーカーがやってきたマーケティング
新商品とかでちょっと違う感じで売り出して儲けるというものですが
ローンチとか言われますね専門用語では
 
まぁくだらないローンチ、ローンチいうてますけど
 
かくいう、家電業界もアホな新商品を開発しては消えていったし
毎年毎年何が変わったわけでもないくせにモデルチェンジする悪癖をもった業界でもあります
 
そういう耐性のついている理系の端くれの出身の視点から
これまでの衣類用洗剤のツッコミどころをおさらいしていきたいと思います
 
 

粉洗剤から液体洗剤へ

 
いまや主流とも言える液体洗剤
 
メーカー『溶け残りがない!」
 
などと言うものの
そもそも溶け残る理由は、洗剤を水に対して入れすぎていること
・・・適量を入れて下さい たくさん入れたから汚れが取れるというものではありません
冬場の水温が低いことが挙げられます
 
欧米では特に冬場はお湯で洗うのが一般的です
なので最近の高級な洗濯機は水を温めて洗う機能がついているものもありますが
 
そもそもお湯を給水すればいーんじゃね?っていう話ではある
 
あたりまえのことですが、水温は高いほうが汚れはとれますし
洗剤も溶けやすいです
 
今後お家を建てたりリフォームされる場合は
洗濯機置き場の蛇口は混合水栓でぬるま湯を入れられるようにされることをオススメします
 
洗濯機で冷たい水を温めるのは効率も悪いですからね
 
 
だいぶ脱線してしまいましたが、まぁそもそもユーザー側が出来ることはあるというのに
わざわざつくったのが液体洗剤
 
これが目新しいということやら、イメージ的なことで一気にシェアを伸ばしました
 
 

液体洗剤から、濃縮液体洗剤へ

 
液体洗剤が流行ってから次は濃縮タイプがでてきました
 
「これまでの液体洗剤はほとんどが水だったんです!」
 
などと、ニノにCMで言わせて詐欺の片棒を担がせる悪いメーカーがいますね
 
そもそも、液体洗剤の濃度を決めたのはテメーら、洗剤メーカーであって
 
無駄な水分運んで重たい買い物させられてたんですよ!
 
みたいなイメージ戦略って、どの口で言うてるのか?という話
 
自分でその濃度決めてつくって打っておいて、
「いやーいままでの液体洗剤は無駄ですよねー」ってバカかと
 
もっと突き詰めて言えば、
水分が無駄だと言ってしまえばその究極的な形は粉末洗剤ということになります
 
洗剤の成分だけにして、水分を取り除いたら・・・それ粉末やん
 
そうでなかったら、粉末洗剤はいったいどういう物質ですか?という話になってくる
 
粉末洗剤は、水分をほぼ完全に取り除いた洗剤の成分のみの状態です
 
もちろん洗浄成分だけだと言うつもりはないですよ
洗浄効果のある成分以外にもいろんなものが配合されていますからね
 
とはいえ、水分が無駄なものだ・・・なんていう事言うのは、そもそも液体洗剤そのものを全否定している話で
 
お前は一体、何を売ってるの?という話ではある
 
それでも世間一般・・・我が姉なども「あのCMみてむだやったわーと思った」なんてのんきに言ってましたからね
 
それなら粉末洗剤つかえばいーんじゃね?である
 
そもそももともとの液体洗剤が何故出来たかっていうと
粉末洗剤の溶け残りを解決するというコンセプトだったはずなので
あまり濃度が高くて混ざりにくかったら意味がないな・・・という判断があったはずです
 
なので、水への拡散性などを考慮したはずのものなので
 
逆に言えば濃縮タイプの液体洗剤は
粉末と普通の液体洗剤の中間的な存在と言うだけであって
決してそのいずれよりも優れた製品というわけではない
 
あくまでもどのポジションにある製品か?という違いだけである
 
まぁ基本的には新しく開発したもののほうが、何らかの進化はしているでしょうけどね
 
 

原点回帰?なアタックZEROパーフェクトスティック

 
そして出てきたのがパーフェクトスティック
 
まぁその前にはジェルボールみたいなものもありますけど
コンセプト的には似たようなもので
カプセルやらなにか水で溶けるものに入れたものが
液体か粉末洗剤かの違いだけで
なにかすごいということはないと思うんですよね
 
散らばらないのとしっけないということ以外に特にメリットはなさそうな
カプセル状の粉末洗剤
 
ただ、結局これ
ジェルボールで問題になりましたけど
 
洗剤の量が多すぎると洗濯槽がこべっこべになると
場合によってはカビも繁殖しまくるということがわかっていますので
 
洗剤は水の量に合わせて適量を入れるのがベストです
 
でもまぁ世の中いい加減に使ってる方が多いんですよねー
 
洗濯物の量とか、洗濯機の容量とか
 
しったことではない
 
とばかりに、どばぁっと豪快にも2杯ぐらい毎回入れているという猛者の多いこと
 
 
上述の通り、たくさん洗剤つっこめば汚れが取れるというものではありません
 
どちらかというと少なめの方が良い
 

値上がりと増税の時代に洗剤の無駄遣いはもったいない

 
と、まぁこのように
 
なにかちょっと新しい形をしているだけですごい・・・みたいに思っちゃう人
 
なにより新しいもの好き、とりあえず試してみたい
 
という人にはなんでも良いんでね
 
こういうなにか特別意味があるわけではないけれども
提供形式を変えるだけでも売れる・・・可能性があるということで
 
まぁ・・・色々やってみること自体はね
わたしゃぁいいとおもうんですよ
 
ただ、形が変わっただけでなにかすごいということはないです
 
ましてソレが割高であったりするのなら、
この何でもかんでも値上がりしている世の中
 
その上に、魔物か、悪魔の化身か、あるいは頭が良くないだけのお坊ちゃんかなにかわかりませんが
景気が良いわけでもないのに増税しか言わないタコスケが日本のトップをやっていると
 
いくらお金があっても足りないわけですから
洗剤の無駄遣いをして無駄なコストを掛けるのはいかがなものでしょう?
 
と、思うわけでございますし
 
他にもまだまだ、なんか目眩ましにおもしろいこと言うてるけど
別にすごいこともなんとも無いものはたくさんありますので
 
そうしたものにだまされず
 
本当に良い商品を見抜く力というのは養いたいものです

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