コスパ悪化注意!家を建てる方に告ぐ、メンテナンスに影響するお家の工夫・仕様4選 でんきやはオススメしない建築士や新築購入者が見栄え重視でやりがちな工夫あれこれ
お金に糸目をつけない・・・
そういう方はいくらでも見栄え重視
大変結構だと思います
後で文句を言わなければ・・・です
故障による修理や
清掃時の手間暇・危険性
取替の際に・・・・なんでこんなに費用が高いの?
なんてことになります
見栄え重視でやっちゃったいくつかの工夫や仕様というものは
今回あげる4つの仕様や工夫はその代表格といえるものです
たしかに見栄えは良くなるとは思いますが
確実にメンテナンスが困難になり、その際には費用がかさむことになります
事によってはなにかトラブルのもとになることも・・・
普通ならかからない費用としてその都度、
場合によって数十万円は覚悟が必要になってくることもあります
目次
中途半端な知識とこだわりがトラブルを招く
そういえば先日も大手ハウスメーカーとの新築一軒家の
建築上のトラブルがテレビでやってました
寄棟の屋根にこだわっている施主が
ハウスメーカーから、
「いまなら無料でソーラーパネル付きます!」と言われてそのオプションつけたら
切妻か片流れの屋根にされてしまった・・・と
これについては、
寄棟の屋根にこだわる割に屋根の特徴をイマイチ理解していない
という
非常に偏った知識を持った施主にも大いに問題があると思うんですけどね
太陽光発電の特性を考えたら、切妻か片流れにするのは当然です
寄棟の屋根ではパネルを乗せる上で非常に効率が悪い
東西南に分ける手間もありますし、面積的にも無駄が出ますからね
そもそも南側以外の発電効率も当然のことながら落ちますから
設置の手間ひまからコストも掛かるし、その上発電効率も下がる
太陽光発電なんて、いかに安くつけて手間を掛けずにそのイニシャルコストを早く回収して
発電したメリットを得ていくかが肝ですから
こうしたことに無頓着で太陽光発電を導入するというのはあまりない話なんですよね
こういう基本的なことがわからないのに、
とにかく見栄えで寄棟にこだわる
かなり偏った知識と価値観をもった方・・・
でも、ハウスメーカーもそういうことは想定していないというのは脇が甘いな・・・と思います
ということで、特に大きな買い物をするときには
知識の程度というのは重要になってきます
中途半端で偏った知識を持ってしまった人ほど、
間違いを犯す危険性が高いとおもいます
なぜなら、ちょっと一つの知識でそれにこだわったがために
そういうトラブルになる
そもそも中途半端で余計な知識がなければ
先程の太陽光発電と寄棟屋根のトラブルの例だと
「太陽光無料でついてラッキー」で済む話
寄棟が素晴らしいのだ!という刷り込みがきつすぎるがゆえにトラブルになってるだけですからね
もちろん、もっと詳しければ
太陽光発電と屋根の形の関係など、常識というか
屋根を決める上では基本中の基本ですから
そんなこともしらないのに、寄棟にはこだわるんや?・・・というチグハグなことが起こる
はっきり言って不思議すぎる偏った知識なんですよね
知るなら知る、知らないなら知らない
中途半端が一番悪い
ちゃんと知識があれば、太陽光無料だと言われても
「寄棟ですけどそのまま付くんですか?」などといった質問が出てくるはずです
ハウスメーカーからすれば太陽光にすれば寄棟は諦めるのが当たり前だ
という固定概念が有るために、そこを確認しなかった
よって、施主も、ハウスメーカーも知識が中途半端だったがゆえに起こってしまったトラブル
ほとんどの知識のないお客様からは
ただただ喜ばれる提案だということでやってるキャンペーンなんでしょうね
・・・ここまで読んだ方で、そもそも寄棟って何?
って思った方も少なくないのではないかな・・・?なんてことも思うぐらい
知らん人は知らんし、
屋根の型にそもそもそんなこだわりがあることも不思議に思う人もいるでしょう
そんなもんなんですよね
見栄えにこだわるのもそうで
言われてみればそれに気づく程度のこと・・・ではないでしょうか?
なぜなら、ほとんどのお家ではそう言う状態なんですから
見えていて当たり前、あって当たり前のこと
そもそも家具や家電を置いていった先でも、そのこだわりが意味を成すのか?
それでもこだわりたい方は設計士さんと相談してそういうお家にされたほうが良いでしょう
そうでない方には私が、機能性、メンテナンス性との
バランスを考えたお家がなにかをお教えできます
前置きが長くなりましたが、それではようやく本題にはいります
建築士や新築購入者が見栄え重視でやりがちなメンテナンス費激増の工夫・仕様4選
A.エアコンの隠蔽配管
B.とにかく家電や取り出し口を隠したがる
C.洗濯防水パンなし
D.吹き抜け、高天井
わかっていただきたいのはこれら見栄え重視のものって
見慣れたら・・・そんなもんです
そんな毎度毎度、何かが隠れていようが見えていようが
日常の中ではそこまで気にして生活するかたは多数派とは言えないと思います
機能性がない、メンテナンス性が低いことで
トラブルの際には、費用のみならず
準備も時間がかかったりしてすぐに解決されないことになります
そっちのほうが気がかりではないですか?
機械や電気のもので絶対壊れないとか、不良がないとかは
それこそ絶対ありません
家の耐久性と、機械や家電、設備が比較になるわけもなく
家が50年でも100年でも使えるものなら
設備は10年がいいところ
どうやったって10年かそこらには取り替えたり、修理したりすることになります
必ずです
たまたまた20年、30年もつこともあるかもしれませんが
基本的に現在の家電製品は耐用年数などもかいてありますし
大抵が7-10年 換気扇のようなものでも最大15年です
それ以降火災が発生しようが何しようが責任は取れません
耐用年数以上使用してなにかがあったとしても・・・それは、使用者の管理責任になります
いずれ替えなければならない
いつ故障するかわからない
その視点をもっていることは必要ではないでしょうか?
長くなってしまいましたので次回以降に
各項目の詳細をお話していきます
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