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コスパ悪化注意!メンテナンスに影響するお家の工夫・仕様4選 その1隠蔽配管

 
 
こちらのブログで紹介しましたメンテナンスに影響するコスパ悪化仕様として
以下の4つを挙げさせていただきました
 
A.エアコンの隠蔽配管
 
 
B.とにかく家電や取り出し口を隠したがる
 
 
C.洗濯防水パンなし
 
 
D.吹き抜け、高天井
 
 
このうち、今日はA.エアコンの隠蔽配管についてお話したいと思います
 
ご理解いただきたいのは
昨今の最新のマンションでさえ、
 
「隠蔽できてないで?配管w」
 
という仕上がりのものが当たり前のように見受けられます
 
一部隠蔽してあるけど、室内も外も、がっつり化粧カバー
 
みたいなことになってるマンションが非常に多いです
 
だからいいだろ・・・というわけではありませんが
 
みなさんの身近にある高級な最新のマンションでも
突貫でつくった影響か、『後でどうにかしました』
みたいな事になっていることは本当によく見かけます
 
一軒家と違って、マンションともなると
ちょっとやそっとのことでは配管穴や配管の経路を生み出すことはできません
 
なので、おおよそ建物ができたあとに
 
さぁエアコンをつけようとなったとき
 
「配管どうするの?」
 
というふうになったとしか思えない、おかしな設計のマンション
 
平気でいっぱいありますよ
 
昨今バレてきましたけれども
施工ミスのマンション、大型の建物
それが問題で建設期間が伸びたりしていますが
 
エアコンぐらいではそこまでしません
なんとかして誤魔化します
エアコンが付いたらええんやろ?ってなもんですからね
 
それぐらい配管の完璧な隠蔽というのは
しっかり考えて建築、建設していないとできないことです
 
木造の一軒家であれば比較的やりやすいですが
たとえやりやすくても問題がないわけではありません
 

隠蔽配管がメンテナンス上問題になる理由

 

・基本的に隠蔽された配管は取り替え不可能

 

・具体的にどこに隠蔽された配管があるのか誰にも分からない

 (やってすぐ、やった人にしかわからない 図面にそこまで細かいことは載っていない)
 

・配管、配線にトラブルが発生した場合に通常よりも費用がかかる

 
家電と同じように・・・ですが
冷媒配管も一切劣化しないということはありませんし
不良がないということも必ずしも言えない
 
ましてそれが住んでいる人も壁内のどこを通っているかわからないとしたらどうでしょう?
 
昨今DIYも流行っていますから、壁にある程度穴を開けたり釘を打ったりビスをもんだり・・・
 
ということをされることもあるかもしれません
 
もし、そうしたときに壁面の中に配管や配線があって、傷つけることになったらどうでしょう?
 
そうしたリスクや、なんらかのトラブルが発生したときに確認できる状態にないのが隠蔽配管になります
 
あるいは交換すらできない・・・
 
これまで様々古い建物の隠蔽配管もみてきましたが
 
結局、その隠蔽配管は無視して新たに別ルートで配管をしなければならなくなるケースがほとんどです
 
だったら、最初から隠蔽配管などやめておいたほうが良い・・・と私は思います
 
外部から見えるところでも、化粧カバーをすればそんなに目立つこともありませんし、耐久性においても隠蔽と遜色ありません
 
むしろ何らかのトラブルが合った場合でもかんたんに対処可能になりますから
長い目で見れば間違いなく隠蔽配管のような特殊な工事はやめておいたほうが良いです
 
ちなみに、量販店などでは既設のエアコンが隠蔽配管の場合は、工事を行わないという文言を記載しているところもあります
 
つまり量販店や安いところで買うという選択肢がその時点でなくなったり
あるいは対応してくれるところからしか選ぶことができない
 
そういうハメになります
 
だれがなんと言おうとも、私は隠蔽配管をオススメいたしません
 
もちろん、隠蔽であってもしっかりとメンテナンスすることを前提に
経路設計しているような建物であればそれは良いと思います
 
しかし殆どの場合はそうはなっていない。
 
ということが言えますので
 
建てたときさえ良ければ良い
 
見栄えが良ければあとはお金でなんとかする
 
という価値観の方以外は、よくよくお考えいただいたほうが良いと思います
 
 

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