コスパ悪化注意！メンテナンスに影響するお家の工夫・仕様４選 その３ 洗濯防水パンなし
こちらのブログで紹介しましたメンテナンスに影響するコスパ悪化仕様として
以下の４つを挙げさせていただきました
A.エアコンの隠蔽配管
B.とにかく家電や取り出し口を隠したがる
C.洗濯防水パンなし
D.吹き抜け、高天井
このうち、今日は
『C.洗濯防水パンなし』
特にこれをやる方は、おもに設計士さんですね
たしかに、見た目がいかにも無機質なプラスチックで
見た目が良いとは言えないかもしれません
ただし、それは洗濯機を置くまでの話ではないでしょうか？
実際においてしまえば、そこには洗濯機が鎮座するわけで
その床部分が多少どうなっていてもそこまで目立ちますでしょうかね？
洗濯機の大多数が白色なので、それに合わせて防水パンもそうした色になっています
なのでほかをいくらこだわって色変えたとしても毎回毎回濃い色の洗濯機を選ぶというのならそれもよし
それでも床面だけがそうなっていても僅かなことではないでしょうか？
もちろん、意地のようにそれも「気になる」という方もいらっしゃいます
そういう方には言いたいです。
むしろ、洗濯機の下がどうなってるかは気にならないんですか？と
何故防水パンをつけたほうが良いのか？
結局これも他の件と同じことなんですが、
洗濯機が壊れないとでも思ってるんですか？
ということなんですよね。
もうこちらから言わせてもらえば
しつこいようなんですが
家電製品だって車だってなんだってそうです
日本の製品は素晴らしいですし
海外の製品より壊れない・・・かもしれない
だけど、壊れはします
そんなことは当たり前なんですよ
比較として他国の製品より優れていたとしても
絶対壊れないということはない
まして、洗濯機のようなものって、お客様の使い方次第で壊れるし
脱水機能とかバルブの部分になにか詰まらせたりして故障するんですよね
「小さな靴下を詰まらせた」
「ヘアピンや小さなもの入れたまま洗ったの気づかずに詰まらせた」
こんなの日常茶飯事ですよ
とにかく洗濯機の場合は水漏れがあらゆるケースで起こり得ます
そういう対応を創業から４０年もやっていますとね・・・・はっきり申します
防水パンのない室内に洗濯機を置くなんて考えられない
洗濯機を毎度見張ってるつもりですか？
毎回毎回洗濯機の下部が濡れてないか確認されるつもりですか？
ありえないです
濡れてもいい状態になってない床に、洗濯機を置こうという発想自体
我々家電のプロからしたら本当に想像し難いです
普通水に濡れてもいいようにしますよ。水を扱うところでは
絶対に壊れたり、漏れたりしないと思ってるのは本当にヤバい感覚だとおもいます
どうしても見栄えを気にするなら、
水で濡れてもいいことをまず考えた上で見栄えを考えた設計にするべきです
機能的に水濡れを考慮しないで、見栄えを優先するなんて・・・衣服のファッションじゃないんだから
住環境において機能を考慮しないのは怠慢以外のなにものでもないです
直接言えないのでここで明確に表明しておきます
洗濯機を置くのに、水濡れを考慮してない住宅は欠陥住宅にも等しい考え方です
水に濡れたらいけないようになってるシャワールームや、屋根や外壁が存在しますか？
そういうレベルのことをやっているんですよ
常に濡れるわけじゃないかもしれない。だけど濡れることは考慮されるべき場所です
もし長期間、水濡れに気が付かないまま洗濯機を使い続けていたらどうなりますか？
床の張替えで済めばまだマシで
長期間湿らせた結果シロアリの被害にあった・・・などということまで考慮したら
そんな事できないと思います
はっきりいって設計やお家を建てる方で設備にも詳しい方は、かなり
限られます
で、忘れた頃に問題が発覚する
それでいろんなそうした仕事が回ってきたり相談を受けたりといったことが
まちのでんきやでは日常的に行っているわけです
こういう問題っていうのは、もうほぼ解決されないまま何十年と来ていますから
おそらくこれからも解決されないでしょう
なぜならそうした問題が発覚するのも、建ててすぐのことではないからです
当社では、こうしたお困りごとに直面した方のみならず
設備をうまく隠しても不都合のない条件などアドバイスをすることもできますので
お家を建てる前のご相談もお気軽にお問い合わせください
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